TimesTen SNMPトラップは、重大度レベルによって分類できます。トラップの情報は、次のいずれかです。
次の表に、各トラップとその重大度レベルを示します。
トラップ名
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重大度レベル
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説明
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ttAssertFailTrap | エラー | TimesTenアサーション障害。 |
ttCacheAgentDiedTrap | エラー | TimesTen Cache Connectデーモンが停止しました。 |
ttCacheAutoRefQueFullTrap | 警告 | TimesTen Cache Connectの自動リフレッシュ・キューが一杯です。 |
ttCacheIncAutoRefFailedTrap | エラー | TimesTen Cache Connectの増分自動リフレッシュが失敗しました。 |
ttCacheAwtRtReadFailedTrap | エラー | 非同期WRITETHROUGHキャッシュ・グループの場合、実行時情報はOracleインスタンスに格納されます。Oracleからのこの情報の読取り中は、レプリケーションは実行時データ表(tt_version_reppeers)を検索できないか、または表内の情報を検索できません。 |
ttCacheAwtRtUpdateFailedTrap | エラー | 非同期WRITETHROUGHキャッシュ・グループの場合、実行時情報はOracleインスタンスに格納されます。この情報の更新中は、レプリケーションは実行時データ表(tt_version_reppeers)を検索できないか、または表内の情報を検索できません。 |
ttCacheValidationErrorTrap | エラー | Cache Agentが、キャッシュ・グループcache-group-nameでキャッシュ・グループを適切にリフレッシュできない致命的な異常を検出したか、リフレッシュ間隔time-in-ms中に致命的な異常を検出しました。詳細は、デーモン・ログを参照してください。 |
ttCacheValidationWarnTrap | 警告 | Cache Agentが、キャッシュ・グループcache-group-nameでキャッシュ・グループを適切にリフレッシュできない異常を検出しました。詳細は、デーモン・ログを参照してください。 |
ttCacheValidationAbortedTrap | エラー | Cache Agentが、致命的エラーによってキャッシュ・グループの検証を強制終了しました。詳細は、デーモン・ログを参照してください。 |
ttDSCkptFailedTrap | エラー | チェックポイントが失敗しました。 |
ttDaemonOutOfMemoryTrap | エラー | TimesTenデーモンでmallocのコールが失敗しました。 |
ttDSDataCorruptionTrap | エラー | データ・ストア破損エラーが発生しました。 |
ttDSGoingInvalidTrap | エラー | データ・ストアを無効な状態に設定しています。データ・ストアの無効化は、通常、データ・ストアに接続されたアプリケーションが、最初にデータ・ストアから切断されないで強制終了(キル)または突然終了した場合に発生します。 データベース操作中にTimesTenがリカバリ不能な内部エラーを検出した場合に、データ・ストアを無効化することもあります。 コミットまたはロールバックして、データ・ストアをリカバリする必要があります。 |
ttDSThreadCreateFailedTrap | エラー | データ・ストアへの複数の接続を持つプロセス(通常はマルチスレッド)が異常終了しました。接続をクリーンアップするために割り当てられたサブデーモンは、接続ごとに別々のスレッドを作成します。これらのスレッドの1つの作成が失敗した場合、このトラップがスローされます。スレッドの作成は、メモリーの限界またはシステム内にスレッドが多すぎることによって失敗する場合があります。トラップがスローされた後、スレッドの作成は間隔を長くしながらさらに4回試行されます。最初の試行と最後の試行の間の合計時間は、約30秒です。5回目の試行が失敗した場合、データ・ストアは無効化されます。 |
ttFileWriteErrorTrap | エラー | ファイルI/Oの書込み中にエラーが発生しました。 |
ttMainDaemonExitingTrap | 情報 | メインデーモンまたはサブデーモンが、正常に終了しました。 |
ttMainDaemonDiedTrap | エラー | メインデーモンまたはサブデーモンが、異常終了しました。このメッセージは、メインデーモンが停止したことがサブデーモンに通知されたときに、サブデーモンによって送信されます。通常、これはメインデーモンが強制終了(キル)されたか、クラッシュしたことを示します。 メインデーモンを再起動する必要があります。 |
ttMainDaemonReadyTrap | 情報 | メインデーモンが起動しました。 |
ttPartitionSpaceExhaustedTrap | エラー | データ・ストア・パーティションの永続領域または一時領域が使い果たされました。このメッセージは、データ・ストア内の永続的または一時的な空き領域が使い果たされた場合に送信されます。一般に、このメッセージの前にttPartitionSpaceStateTrap警告メッセージが送信されます。しきい値を設定する方法については、「PermWarnThreshold」または「TempWarnThreshold」を参照してください。 |
ttPartitionSpaceStateTrap | 警告 | データ・ストア・パーティションの永続領域または一時領域が、OKから不足(またはその逆)に移行しています。このメッセージは、データ・ストア内の永続パーティションまたは一時パーティションの空き領域がしきい値に到達したか、またはしきい値未満になった場合に送信されます。しきい値を設定する方法については、「PermWarnThreshold」または「TempWarnThreshold」を参照してください。 |
ttRepAgentExitingTrap | 情報 | レプリケーション・エージェントが正常に終了しました。 |
ttRepAgentDiedTrap | エラー | レプリケーション・エージェントが異常終了しました。このメッセージは、レプリケーション・エージェントが異常終了したことがTimesTenのメインデーモンに通知されたときに送信されます。通常、これはレプリケーション・エージェントが強制終了(キル)されたか、クラッシュしたことを示します。 |
ttRepAgentStartingTrap | 情報 | レプリケーション・エージェントが起動しています。 |
ttRepCatchupStartTrap | 警告 | 障害後、TimesTenが、双方向レプリケーションが構成されているサブスクライバからマスターのリストアを開始したことを示します。 |
ttRepCatchupStopTrap | 警告 | TimesTenが、双方向レプリケーションが構成されているサブスクライバからマスター・データ・ストアをリストアしたことを示します。 |
ttRepReturnTransitionTrap | 警告 | レプリケーションのRETURN RECEIPTが、サブスクライバで有効または無効になりました。 |
ttRepSubscriberFailedTrap | エラー | マスターによってサブスクライバのために累積されたログが多すぎるため、サブスクライバが「失敗」と指定されました。 |
ttRepUpdateFailedTrap | 警告 | レプリケーションの挿入、更新または削除操作に失敗しました。 |
ttUnexpectedEndOfLogTrap | エラー/警告 | データ・ストアのリカバリ中に、ログ・ファイルが早期に終了しました。アプリケーションがLogAutoTruncate=1(デフォルト)で接続している場合、このトラップは警告を示し、エラー・メッセージを伴ってリカバリが続行されます。アプリケーションがLogAutoTruncate=0で接続している場合、リカバリはエラー・メッセージを伴って終了します。 |